DOKKYO UNIVERSITY 2020
OPEN COLLEGE 講座
春期講座 よくわかる「百人一首」の世界ー和歌から古典の世界をひもとくー
講師 柳町 敬子
古くから日本の文化として受け継がれてきた『小倉百人一首』は、鎌倉時代に藤原定家によって選ばれた秀歌集です。
代表的歌人の和歌を一首ずつ、全部で百首あります。本講座ではこれらの和歌の意味を知り、時代背景や歌人にまつわ
る逸話などを通して、今も変わらぬ豊かな「百人一首」和歌の世界世界を鑑賞をしていきます。
江戸時代、「歌かるた」としても伝えられ親しまれてきた「百人一首」、それぞれの歌の意味を理解し、作者についての知識
や、和歌の魅力を発見していただくことを目標としています。なじみのある歌もありますので、古典の世界への第一歩として
もお楽しみいただけることと思います。
みなさんとご一緒に、歌をよみあげる 音練(おとれん)や、 ちょっとカルタに触れてみる 脳トレかるた などもお楽しみください。
開講日時 水曜日 10:55 〜 12:25 5月13日〜7月1日 (全5回)
5月13日 ・ 5月20日・ 6月3日 ・ 6月17日 ・ 7月1日
テキストなし プリントを用意します。 定員 30名
講座受講についての お問い合わせはTEL048−946−1678
なお、獨協大オープンカレッジのホームページは、 こちら(←クリック)からもご覧いただけます。
*通年講座 天皇に愛された女の物語
ー日記文学『とはずがたり』 後編、二条尼の旅路 ー
鎌倉時代、政権を武家に奪われ弱体化していく朝廷は二統に分裂(持明院統と大覚寺統)し、やがて南北朝時代を
迎えます。 作者は、鎌倉中期の持明院統である後深草院のもとで育ち、成人してその御所に仕えた女官です。天皇
の寵を受けたが故に数奇な運命を辿ることとなった半生を、自ら「問わず語り」する作品です。
後編は出家した作者が西行にならって諸国行脚の旅に出る紀行編となっています。問われなくとも語らずにはいられ
ないという物語的日記文学を、歴史と共に読んでいきます。
今年度から初めて読まれる方にも 充分ご理解いただけるような準備をしていますので、お気軽にご受講ください。
なお、今年度は後編の巻四、「伊勢外宮参詣、神官らと交遊」から読んでいきます。
開講日時 水曜日 13:35〜15:05 5月13日〜12月2日 (講座+ツアー=全12回))
5月13日 5月27日 6月10日 6月24日 7月8日 10月7日 10月21日 11月4日 11月11日日帰りツアー
11月25日 12月2日
テキスト 『とはずがたり 下 全訳注 』(次田香澄訳注/講談社学術文庫) 1,480円+税
定員25名
※ 巻一、巻二、巻三、巻四の現代語訳(私訳)を 「とはずがたり」公開講座 として載せています。
なお、現時点ではまず2019年度「とはずがたり」講座購読を順次お読みいただけるようにしています。